岐路に立つ日本 2012 12 8

 どうして、日本の政治家は、
エネルギーと安全保障をリンクして考えられないのか。
 もし、私が中国の軍事指導者だったら、
日本が脱原発政策を推進することに対して、大喜びするでしょう。
その理由は、「一石二鳥作戦 2012 10 21」で書きました。
 もちろん、脱原発でも、危機を回避する方法はあります。
それは、アメリカが主導するTPPに加盟して、
アメリカから天然ガスを買うことです。
 しかし、これでは、
日本がアメリカ合衆国の51番目の州に近づくでしょう。
 国防どころか、エネルギーまでも「アメリカ依存」となると、
「日本は51番目の州」と言っても過言ではありません。
 岐路に立つ日本。
中国の属国となって生きるのか。
それとも、アメリカ合衆国の51番目の州になるのか。
あるいは、フランスのように自主独立路線を行くのか。
(フランスは核武装した上に、原発大国です)

一石二鳥作戦 2012 10 21

 これは、今年の4月に書きましたが、
重要なことなので、もう一度書いておきましょう。
 私が中国の軍事指導者だったら、どう考えるか。
南シナ海を押さえてしまえば、
東南アジア諸国だけでなく、日本も支配できると考えるでしょう。
 軍事的には、日本を占領する必要はなく、
南シナ海を押さえてしまえば、十分です。
後は、日本に中国の傀儡政権を作れば、
「事実上の日本占領」は完成するでしょう。
 なぜか。
南シナ海とは、原油や天然ガスを満載した日本の船舶が通過する、
極めて重要な海域であり、日本の命綱と言えるからです。
 その上、今、日本は、
「脱原発」という原発ゼロ運動が盛んなので、
もし、この運動が長続きすれば(もちろん、長続きするように「工作」するでしょう)、
軍事的には、絶好のチャンスに見えます。
 自然エネルギーが全く役に立たないのは計算済みです。
このようなエネルギーは、農業国ならばともかく、
工業用には、全く役に立たないが見えています。
 太陽光発電は、晴れの日は大いに発電できるでしょうが、
曇りの日や雨の日は、どうなのか。
そういう日は、電力の使用をやめるのか。
風力発電では、風が吹かない時は、どうするのか。
そもそも、電力というものは、貯めることができないのを理解しているか。
 さて、ここで、「アメリカが助けてくれる」と思った人がいるかもしれません。
しかし、「それは、甘い」と言わざるを得ないのです。
 オバマ大統領は、「南シナ海を守る」と決意したようですが、
アメリカが、いつまで、その決意を維持できるか怪しいのです。
 将来、アメリカの財政が苦しくなった時、
「南シナ海を守ることは、
アメリカにとって、経済的な利益があるか」と考える大統領が出現した時、
日本は、苦しくなるでしょう。
 つまり、軍事よりも経済を優先する大統領が出現した時、
日本は苦境どころか、日本存亡の危機を迎えるでしょう。



































































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